BALMAIN(バルマン)のご紹介です。
1945年に創業されたフランスのブランドで、創業者はピエール・バルマン。
バルマンは1914年にフランスのサヴォワで、
紳士服の卸業をしていた父と、ブティック経営をしていた母のもと誕生します。
両親がどちらともファッションの仕事をしていたことから、
幼少期からファッションに関心を持っていましたが、パリの国立美術学校時代の専攻は建築です。
しかし、イギリス人デザイナーのエドワード・モリヌーに才覚を見出され、
1934年からモリヌーのメゾンで働きます。
そこから他のメゾンも渡り歩き、1945年に独立をします。
メキメキと頭角を現し、50年代にはパリ・オートクチュール黄金時代の中心人物として、
バレンシアガとディオールに並んで3大デザイナーと呼ばれるようになります。
ただ、ピエールの興味はファッション業界だけには留まりません。
映画や舞台の衣装にも興味があったようで、ヴィヴィアン・リーやマレーネ・ドートリッヒ、ブリジッド・バルドーなど
銀幕の大スターたちを虜にしていきます。
現在もバルマンというとフランスでも人気の高いラグジュアリーブランドです。
シンプルながら優雅という力みのない洗練さが魅力。
残念ながらピエールは1982年に亡くなりますが、彼の意志は後任のデザイナーである
エリック・モルテンセンやオスカー・デ・ラ・レンタ、クリストフ・デカルナン、オリヴィエ・ルスタンに受け継がれており、
現在も多くの人を魅了し続けています。