
クルーネックニット FILIPPO DE LAURENTIIS ¥37,400
今回のスタイリングでは、<POGGIANTI 1958>の花柄シャツを軸に、淡いパープルのニットと深みのあるパープルのパンツを組み合わせ、秋らしい素材感を取り入れながら色彩そのものを愉しめる着こなしに仕上げています。ベージュを基調としたシャツが全体の柔らかな土台となり、そこへ濃淡の異なるパープルを重ねることで統一感とメリハリを両立。足元には明るく上品な色合いのスニーカーを合わせることで、フランネルパンツの重厚感を程よく和らげています。
スタイリングの主役となる<POGGIANTI 1958>の花柄シャツは、繊細なフラワーモチーフだけでなく、細畝コーデュロイならではの生地の表情にも注目したい一枚。コーデュロイ特有の畝が生み出す立体感と温かみは秋の着こなしと好相性ですが、こちらは畝を細くすることで一般的なコーデュロイの素朴さを抑え、シャツらしい繊細さと上品さを保っています。ベージュをベースにブラウンやボルドーなどを思わせる色彩が細やかに散りばめられた花柄も、華やかでありながら決して派手過ぎない絶妙な表情。無地のシャツでは表現できない奥行きがあり、一枚で着用しても十分な存在感を発揮します。また、ウール・シルク・カシミアという三種類の上質素材を組み合わせた<FILIPPO DE LAURENTIIS>のニットを肩掛けすることで、シャツを主役として見せながら秋らしいレイヤード感をプラスしている点もポイントです。
ボトムスには<PT TORINO>のパープルカラーのフランネルパンツをセレクト。秋冬を代表する素材のひとつであるフランネルは、柔らかな風合いと温かみのある表情を備え、穿くだけでスタイリングの季節感を一段と高めてくれます。今回のポイントは、定番のグレーやネイビーではなく、深みのあるパープルを取り入れていること。色だけを見ると個性的に感じられるものの、トップスに肩掛けした<FILIPPO DE LAURENTIIS>の淡いパープルと濃淡で繋げることで、全体のバランスを図っています。
足元には<VOILE BLANCHE>のスニーカーを合わせ、コーデュロイやカシミア混ニット、フランネルといった秋らしい素材を重ねたスタイリングに軽快な抜け感を加えています。ホワイトからグレージュ系へと繋がる上品で柔らかな色合いは、スポーティーになり過ぎることなく大人のカジュアルスタイルに自然と馴染むのが魅力。さらに、明るい色を足元へ持ってくることで深いパープルのフランネルパンツとのコントラストが生まれ、下半身が重たい印象に映ることもありません。
素材では季節を感じさせながら、色では軽やかに遊ぶ。秋口のお出掛けから紅葉シーズンの街歩きまで、大人だからこそ愉しめる色彩豊かな秋のカジュアルスタイル、いつものスタイリングのご参考になれば幸いです。
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