ストライプって何でしょうか。
今回はストライプの基礎から見直します。
ファッションや日々の会話に応用してもらえれば幸いです。
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定義
ストライプと聞くと皆さんはどのような模様を思い浮かべますか。
恐らく多くの方は縞模様のなかでも特に、「縦縞」を思い浮かべたのではないでしょうか。
このブログの筆者もそう思っておりました。
しかし、実際に辞書を引くと少し異なった結果が載っていました。
それが次の通りです。
ニッポニカ
縞(しま)模様のこと。洋風の縞模様をストライプと総称している。
織り、染めいずれにも用いられる。
配色や縞幅の大小、太細、その組合せ方などによって変化に富んだ柄(がら)を生み出す。
デジタル大辞泉
縞,縞模様
そう、どこにも「縦縞」とは書かれていないのです。
では、英語やイタリア語ではどのような模様を指すのか
こちらをご覧ください。
ロングマン現代英英辞典(検索ワード:stripe = ストライプ 研究社 新和英辞典より)
a line of colour, especially one of several lines of colour all dose together
Glosbe(検索ワード:ストライプ)
・striscia : 縞,筋
・riga : 行,線
・banda : 帯,縞
こちらも特に縦縞を指している訳ではないようです。
つまり、横縞や、一本の線であってもストライプに含まれるのです。
定義を確認したところで、次はストライプにまつわる歴史を見ていきましょう。
歴史
中世の頃、世ヨーロッパでは「縞模様=悪魔の象徴=軽蔑」であり、
農民や売春婦、犯罪者などが着るものとされていました。
その影響で20世紀でも囚人服でストライプ柄が用いられていました。

このようにストライプだったのは、目立たせることで一般社会と区別するためでした。
差別という意味合いではなく、目立つことの実用性からストライプを取り入れたのは、
海で働く人たち。

海上における仕事は危険と隣り合わせなので、常にお互いを見分けるため、
また海に落ちても目立つものを着ていれば助けやすいため、ストライプが用いられた
と言われています。
そして、ストライプがポジティブな意味合い革命や反骨の意味を持つようなったのは、
アメリカ独立とフランス革命からだと言われています。
社会が自由に向けて移行する中でネガティブなイメージのストライプ柄を
自由や独立などのポジティブなイメージとして意味づけるように
国旗にストライプ柄が用いられるようになり、
ストライプの意味が軽蔑から反骨へと変わりました。
また、1920~30年代のギャングたちのスーツにもストライプ柄が用いられていました。

秩序ある社会の境界を越える、ピエロの象徴的な衣装も明るい配色の縞模様です。

こうしてストライプの持つ意味は革命や反骨精神、そして自由を象徴するものとなりました。
パジャマやシーツ、マットレスなど、寝具にもストライプが多く使われます。

これはストライプには守護的な力があるとされているからと言われます。
いつ、「縞模様=悪魔の象徴」という方程式が崩れ去ったのか、
はたまた読み替えられたのかは分かりませんが、
ストライプを柵や格子に見立て、休息中に悪霊や悪魔などの
悪いものから身を守ってくれると考えられて来たようです。
効果
やせ形の体型を理想とする人の多くは、細く見えるからという理由で
黒い衣服やストライプ柄の衣服を選択する傾向があります。
しかし、一般的に細く見えると思われている色や柄が
実際に他のものよりも体型を細く見せているのかという問題に対して
具体的知見を得ることを目的とし、
様々な模様が持つ視覚的効果は見る側にどのような印象を与えるのか
コンピュータによる画像処理で比較画像を作成した調査を行った研究によると、
白無地とストライプやボーダーを比較した場合は、ストライプは無地より細く見え、
ボーダーは色によって見え方が異なるようです。
黒が最も細く見えることに変化はないものの、最も太く見える色は赤や緑という結果になり、
背景色も見え方に影響を与えるということが示唆されたそうです。
ストライプとファッション
前項でもあったように、縦ラインを強調するストライプ柄は縦に視覚を促すため
身長を高めに見せることにより体型を細く見せてくれるます。
また、縦ラインの細く伸びる模様は物事を計画取りに真っすぐ進めたいという印象を
与え、ビジネスシーンにおいて活躍してくれます。
細いストライプは繊細さを感じフォーマル時に、
太めのストライプは華やかに飾りたいときにおすすめです。