サイズの重要性
もちろん他にもたくさんの要素がありますが、「ジャケットが似合っている方の共通点」の一つに「自分の身体に合ったサイズを選んで着ている」ことが挙げられます。
やはりダボっとしたジャケット姿よりは、しっかりと体にフィットしたサイズのジャケットを身に着けている方が美しいですし、着こなしている感じがします。
今回はサイズの中でも重要な「肩」、「袖丈」、「着丈」の三つに焦点を当てていきましょう。
肩の位置
「ジャケットは肩で着る」と言われるぐらいジャケットのサイズを測る際には最も気を付けるべきポイントです。
選ぶサイズとしては「自身の肩先とジャケットの肩先が重なるサイズ」こそが最適です。
ジャケットには、ゆとりのあるシルエットや、タイトなシルエットなど多種多様な形がありますが、フィッティングにおいて肩の位置を合わすことは共通しています。(ダブルも同様に。)
小さいサイズを着用すると窮屈感から疲労に繋がります。対して大きいサイズの場合は肩が落ち、ダボっとした見た目になります。着心地や見た目にも直結しますので正しい肩の位置になるサイズのジャケットを着ることが重要です!
袖丈
袖の長さはシャツが1~2センチ見える位置です。シャツが出ていることで、野暮ったさが消え、垢ぬけて引き締まった印象になります!
余談ですが、ジャケットの袖からシャツを出すのには理由があると言われていて、
それは「シャツは元々肌着として昔から着られており、その頃から袖は上着からはみ出した状態で着用されていたから」とする説と、「上着は洗う事が出来ず、袖は汚れやすいので洗えるシャツを伸ばした」とする二つの説が理由として考えられています。
着丈
ジャケットの着丈は「お尻が完全には隠れない程度の長さ」が良しとされています。
しかし、これはあくまで基本の長さであって、現在のファッションでは着丈を短くする場合や、長くする場合も。
短ければよりモードで現代風になるのに対して、長いものはクラシックな印象を与えますが、それに伴ってパンツの股上を深くしてクラシックな印象にしたりとトータルコーディネートで考える事が重要になります。
最後に
こういった些細なところにも目を配ることがジャケットを上手く着こなすコツです!
わずか数センチの差ですが、見た目の印象を大きく左右させます。次回ジャケットを購入される際には柄や色だけでなく、サイズにも気を配ってみてはいかがでしょう!