2015年から突然現れたオブジェ
ミラノ中央駅
ミラノ中央駅(通称、ミラノチェントラーレ、Milano Centorale/Mikano C.LE)はローマ・テルミニ駅に次いでイタリアで2番目の乗客数を誇る駅です。
1906年に新駅の建設計画から始まったものの、第一次世界大戦で一時中断などを経て1931年に開業した。
建物は全面幅は200mで天井の高さは72mもあり何度見ても圧倒されるほどで、ホームには全長341m、66,000平方メートルを覆う鋼鉄のアーケードもあります。
1930年代のファシスト政権の権力を象徴する建物として今も変わらず存在しています。
リンゴのオブジェ
そんな中央駅に突然現れたリンゴのオブジェ。
よく見るとかじられた所を繋ぎ合わせた不思議なものです。
調べてみると作品名は、
“La Mela Reintegrata”
(The Reintegrated Apple)
「再統合アップル」(2015年)だそうです。
アーティストは、
ミケランジェロ・ピストレット氏。
このアートは現地の方によると、
「自然と科学との融合」を表しているそうです。
ミケランジェロ・ピストレット
ピストレットは1933年ビエッラ生まれ。
修復家の父親のもとで絵画修復の修業を始めると同時に絵画を制作するようになった。
鏡のように表面を磨いたステンレススチールを用いる「ミラー・ピクチャー」を制作するようになったそう。
また、ピストレット財団を設立(1998)、政治、経済、科学、工業、教育、社会学といった多岐にわたる分野がアートと融合できることを提唱している方のようだ。