スターバックスと、イタリア服と、家でも職場でもない第三の場所の話。

ハート型のラテアートが施された、あたたかみのあるカフェラテのアップ。

私は週に2回ほど、スターバックスに行きます。
美味しいコーヒーや手軽なカフェは他にもたくさんあるけれど、
気付けばけっこうな頻度で、スタバを選んでいる。

値段が安いわけでもないし、特別に便利というわけでもない。
それでも通いたくなるのは、きっと“味”以外に理由があるからなんだと思います。

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最近知った、「第三の場所」という言葉

先日、スターバックスの創業者が語っていたある言葉を知りました。

「スターバックスは、家でも職場でもない“第三の場所”を作るために生まれた」

この言葉を知ったとき、思わずハッとしました。というのも、それはまさに私たちウツボストックが目指してきた場所の姿だったからです。もちろん、世界的なブランドを築いたスターバックスの創業者と自分とを並べるなんて畏れ多いことですが、はからずとも――私が創業時に「こういうお店でありたい」と願っていたことと重なる哲学がそこにあったことに、静かな驚きと、ちょっとしたうれしさがありました。

ウツボストックが大切にしていること

ウツボストックには、いつものようにふらっと立ち寄ってくださる方がいます。というよりもそんな方が半数以上を占めるお店です。
買い物だけではなく、雑談や相談や、時には深い話まで交わす。

もちろん、イタリアの素晴らしい服を届けるのは私たちの大切な仕事です。
でもそれ以上に大切にしているのは、
「誰かにとっての“第三の場所”になること」なんです。

スタバの原点は、イタリア・ミラノの“バール文化”

フィレンツェの老舗カフェ「Gilli」の看板と建物外観。クラシックなヨーロッパの街並みと調和する風景。

スタバについて調べていると、驚いたのはそのルーツ。

創業者のハワード・シュルツは1983年、イタリア・ミラノの街で出会った“バール文化”に感銘を受け、
人と人が自然に交わる空間をアメリカで実現しようとしたそうです。
それが、今のスターバックスのはじまりだったそう。

一杯のエスプレッソが、会話を生み、心をほぐす。
ただの“飲み物”ではなく、“つながり”のある時間。

スターバックスは、そのイタリア的な空気を土台にしていたのです。

スタッフにまで根づいている“哲学”

その話を知って、あらためてスタバに行ってみると、なるほどと感じます。
スタッフのひとこと、さりげない声かけ――

理念が、マニュアルではなく文化として浸透しているように感じる。
それが、他のチェーンとは違う「スタバらしさ」の正体かもしれません。

ウツボストックも“ただの服屋”ではいたくない

イタリア服には、人生を楽しむ知恵が詰まっています。
おしゃれを楽しむことで、ふと気分が変わる。
それはきっと、バールでエスプレッソを飲むような、“自分を整える時間”に似ている。

だからこそ、ウツボストックは「おしゃれを買う場所」でありながら、
「人が集まり、心を通わせる場所」でもありたい。

あなたにとっての“第三の場所”はどこですか?

フィレンツェ「Gilli」のバールカウンター。常連客たちが立ち飲みでコーヒーを楽しんでいる様子。

誰にでも、なんとなく足が向いてしまう場所ってあると思います。
馴染みのバー、馴染みのカフェ、馴染みのケーキ屋さん――
特別な理由はなくても、そこに行けばいつもの店員さんがいて、ホッとできる。
そんな“第三の場所”は、忙しい日々のなかで、心の拠りどころになっているはずです。

お店をやっている人の多くは、ただ商品やサービスを提供しているだけではありません。
目の前のお客様とのつながりを、宝物のように思っているはずです。
だからもし、ふとしたタイミングで「この店があって良かった」「なくなると困るわ」なんて言葉をかけてもらえたら
きっと、心の底からうれしい気持ちになると思います。

そんなやりとりが生まれる場所こそが、本当の“第三の場所”なのかもしれません。

おしゃれは、生きる力。――老いと向き合う日、あらためて考えたこと

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この記事を書いた人

無難を選びがちな日本人男性に、色と柄を楽しむことの面白さを伝えたい。褒められることで、自信が芽生える。気分が上がることで、視界が変わる。色と柄がくれる、そんな小さな変化の積み重ねが、きっと“新しい自分”を連れてきてくれる。「ファッションは、自分をもっと好きになるためのもの。」それが、Utsubo Stockの原点です。

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